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「心の声を聴くーとどいていますか?大切なメッセージ」をテーマに、第31回年次大会が熊本市で行なわれ、「火(肥)の国」の名にふさわしい熱気溢れる大会となりました。井田、尾山両大会長、田中実行委員長をはじめ大会運営に参加された皆様に感謝いたします。今回のテーマである「心の声を聞く」は、一見穏やかな優しいひびきを与えます。しかし大会に参加し多くの発表を聞いた後で感じたことは、このテーマは、患者さんと真摯に向き合い、その人の個別性を大切にし、心から寄り添っていこうとする強い意志を表すテーマであるということでした。 私が司会を務めた原田正純先生は、「水俣からのメッセージー宝子」の講演の中で、胎児性水俣病患者をスライドで示しつつ、「見ちゃったんです」と言われましたが、この言葉の中に、見た以上はそこから逃げず、患者さんと向き合っていこうとされる姿勢を強く感じました。そしてその姿勢がその後の病因の追及と認定への長い戦いに結びついていったと思います。講演をはじめ、事例検討や多くの発表の中で、今回のテーマが深く掘り下げられ、ケアの本質を学ぶにふさわしい大会であったと思います。 また当研究会は、従来がんを中心としたケアが取り上げられてきましたが、学生のための緩和医療学や、「いのちの授業」などの新しい企画が取り入れられ、30代を迎えて当研究会も新たな方向へ踏み出した印象を持ちました。社会や時代の要請に対応して、私たちも発展的に変化していくことが必要であると思います。 なお今回の総会において、事務局業務委託をエルビーエス(有)からワンズウイル(株)へ移行することが決まりました。委託先代表者が長谷幹事であるため、後任幹事を選出することになりますが、長く幹事として当研究会の運営に尽力いただいた長谷幹事に感謝いたします。また編集作業の外部委託が承認されたことも併せて報告いたします |